尊く価値ある鉄の飾り

プロイセンの王フリードリヒ3世(King Frederick William V of Prussia. 1770〜1840) が
国家財政の難しさに陥ったときのことでした。戦争の経費は莫大で、国を正しく運営するには
あまりにも国庫が貧弱でした。考え抜いた末、王はプロイセンの女性たちに呼びかけることに
しました。すなわち、彼女たちが身を飾っている金と銀を国に捧げよというのです。女性たちが
自分の金や銀の装飾品を捧げると、代わりに真鍮や鉄の装飾品が王の感謝の意として
与えられました。王がかし下賜する鉄の装飾品には次のような文字が書かれていました。
“金を捧げて鉄を受ける。1813”これはプロイセンの女性たちからとても好い反応を受けました。
彼女たちは王様からもらった鉄の装飾品を自分たちが以前に所有していた金や銀よりももっと
尊く価値あるものとして誇りにしました。実際、金や銀を身に付けて歩くのが流行ではなく、
恥ずかしいことにまでなったのです。どうしてこのようなことが可能だったのでしょうか。その訳は
簡単です。鉄の装飾品は王のために自分を捧げ、犠牲を払ったという印だったからです。
クリスチャンこそ、自分たちの最も尊いものを主に捧げ、犠牲を払う天国の民であるはずです。
あなたには鉄の記念品がありますか。 

―靴一足の愛/ユン・ヨンジュン