愛に対する応え



 当時のイスラエルには、人が死んだ後にその死体を保存するために
香料を入れておく習慣がありました。


マグダラのマリヤは、安息日の間中イエスの死体に香料を入れられないことが
気がかりで、いらいらしながら次の日が来ることばかり待っていたようです。

ですから、夜明けになってすぐ墓へと向かいました。

ところがマリヤが墓に着いてみると、墓をふさいでいた石が取り除けられていました。

イエスの死体はありませんでした。

この知らせを聞いたペテロとヨハネは墓に向かって走りました。

そこにはイエスはおらず、死体に巻きつけられていた麻布だけが残っていました。

二人の弟子は空の墓をぼんやり見つめていましたが、自分の家に帰ってしまい、
マリヤは一人残って泣いていました。

弟子達は使徒でした。イエスがこの地に来られ、だれよりも先に召された人たちで、
何を比べても墓の前で泣いているマリヤよりは大先輩でした。

しかし、イエスは、復活の栄光の姿を彼らの前ではなく、
罪の多かったマグダラのマリヤに現してくださいました。

彼女は七つの悪霊にとりつかれて人々に狂った女だと言われていた女でした。

希望も価値もなかった惨めな人生でした。しかし、イエスが弟子たちに直接現れる前に、
すべての人は彼女からイエスの復活の知らせを聞かなければなりませんでした。

人は外見や条件で判断しますが、神は人の心をごらんになり、仕事を任せます。

イエスはあなたに向かって真の愛を表してくださいます。




―夜明けの祈り/キム・ナムジュン